王蟲、F-01Cの外観について語る(1)
王蟲は F-01C を てにいれたぞ
……正しくは、「王蟲は富士通さんからF-01C をお借りしている」。
なにゆえか。
不肖、王蟲は、ケータイ会議7に参加させていただいたのである。
かくして、二ヶ月ほどのあいだ、王蟲はF-01C、F-02C、F-03Cについてのレビューを記すこととなった。
レビューは正直に書くべし、とのお達しであったため、褒めるべきところは褒め、気に入らぬ部分については歯に衣着せずに物申す所存である。ちなみに、王蟲の〈上から目線〉的な物言いは本ブログにおける仕様であるため、予めご承知おき頂きたい。
以下、F-01Cの外観について述べるものとする。
【女性も持てるPRIME】
2008年11月以降、NTTドコモは4シリーズごとに新機種を発売している。それぞれ、次のような特徴を持っている。- PRIME…映像やゲームなど、エンタメ機能が充実したシリーズ
- STYLE…ファッション性の高いシリーズ
- SMART…ビジネスとプライベートを両立させたい大人のためのシリーズ
- PRO…最新技術を搭載した、デジタルツールの先端をいくシリーズ *1
【高級感のあるゴールド】
F-01CにはMAGENTA、BLACK、WHITE、GOLDの4色があり、王蟲はそのなかからGOLDを選んだ。事前にモックアップを見ていなかったので、ウェブ上の画像を見て選んだものの、このGOLDが、大いに王蟲の気に入った。 11月19日に発売されているため、すでにご存知の向きも多かろうが、とかく、この色味と質感は、派手でありながら品がある。絶妙なのである。そして防水……! LVの金具よりも、少しばかり黄色味が落ち着いているように見受けられる。参考までに。 裏側は、パールの入ったゴールド *4。後に本機のシンプルさについて述べるので、矛盾することになるのだが、裏側に関してはカメラの黒がアクセントになっていて、引き締まって見える。【シンプル・イズ・ベスト】
もっとも印象深いのは、背面の鏡面加工である。背面ディスプレイ(時計が表示される部分)も余さず鏡面なので、時計を表示した状態でも鏡として使える。つまり、鞄からおもむろにF-01Cを取り出して、時間を見るふりをしながら身だしなみのチェックができるのである。自意識過剰な王蟲にはぴったりである。 指紋は付くが、GOLDの場合、正面から見る限り、あまり気にならない。鏡として使うなら、指紋はほとんど見えないのだった。そして防水……! 取扱説明書によれば、背面ディスプレイの周囲は〈ランプ〉と呼ぶらしい。このランプは3色LEDを8個使用していて、カラフルなイルミネーションが実に50パターンも演出可能である *5と、会議および懇親会時に力説されたのだった。 だがしかし。しかし。 おそらく、鏡面加工の高級感とイルミネーションというのは、どうにも馴染まない。鏡面加工部分と背面ディスプレイ部分がシームレスになっていることが、この機種のシンプルな美しさを際立たせている。それが、イルミネーションによって邪魔されてしまうのだ。したがって、ランプは、なくてもよいのではないか。 ランプに続いてF-01Cのシンプルさを損なうものとして、ワンセグアンテナがある。F-01Cを開くと、かなりの存在感を主張しているアンテナに、目が行ってしまうのだ。そして王蟲は、早晩アンテナを折りそうである。細くて心配である。しかし防水……! > 王蟲、F-01Cの外観について語る(2) へ続く ---
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*1:NTTドコモ「製品」、http://www.nttdocomo.co.jp/product/ (Accessed 2010.11.23)
*2:ブランディング。ドコモでは季節ごとに各メーカーから多数の新機種が登場する。そのため、ひとつひとつの機種を宣伝するよりは、ある程度グループ分けした上で、「エンタメ重視」だとか「ビジネスシーン向け」だとかというイメージを明確にしたほうが、ドコモ側としては宣伝を打ちやすい(のだと思う。たぶん)。
*3:もしかしたら聞き間違いで、「女性にモテるPRIMEシリーズ」だったらどうしよう……と、王蟲は若干心配になっている。どうせなら「結婚できるPRIMEシリーズ」を出してほしい。婚活御用達。スピリチュアルスポットを網羅し、各種占い・まじない機能を満載、結婚するための手練手管を伝授するケータイである。ノベルティとして、縁結び神社のお守りもつく。富士通さん、どうですか……!
*4:シャンパンゴールド? 表面はつるつるしている。
*5:富士通「携帯電話(F-01C) デザイン・カラー - FMWORLD.NET(個人)」、http://www.fmworld.net/product/phone/f-01c/color.html?fmwfrom=f-01c_index (Accessed 2010.11.23)